聖書から from Bible 2003 12 25

 新約聖書の初めは、「マタイによる福音書」です。
そして、終わりは、「ヨハネの黙示録」です。
 今までは、「マタイによる福音書」を紹介してきましたが、
ここでは、「ヨハネの黙示録」を紹介しましょう。
 「ヨハネの黙示録」は、聖書になかでは、難解とされます。
「ヨハネの黙示録」は、20世紀後半から21世紀前半を象徴しています。
 この書で、有名なのは、「ハルマゲドン」でしょうか。
ハルマゲドンとは、事件や現象を意味しているのではありません。
ハルマゲドンとは、地域や地名という場所を意味しています。
 次に有名なのが、666という数字でしょうか。
この666は、悪魔を象徴しています。
また、666を逆にすれば、999です。
この666に対抗できるものは、777です。
この書のなかでも、7という数字がキーワードになっているでしょう。
 それから、この書には、二匹の獣が登場します。
この二匹の獣は、あくまでも象徴です。
現実には、獣などいません。
これは、何を象徴しているか。
これを、20世紀後半という時代で考えると、どうなるか。
 ひとつは、経済力です。
信仰心なき経済力は、キリスト教では、悪と見えます。
もともと、キリスト教では、富者は神の国には入れないとされてきました。
しかし、カルバンという人が、宗教改革によって、これを大転換し、
神の国には入れないとされてきた富者も、神の国に入れるようにし、
キリスト教という大きな歯車と、
近代産業という大きな歯車が、かみ合うことになったのです。
 もうひとつは、軍事力です。
キリスト教では、汝の敵を愛しなさいと教えているはずです。
これに反対するものとは、軍事力のことです。
聖書の時代には、空軍などなかったでしょうから、
陸上の軍事力のことです。
 このように書くと、この二匹の獣は、悪に見えるでしょうが、
旧い時代を終わらせるために、神は、このような獣を地上に放つのです。
 ただ、これに便乗するように、悪魔が活躍するのです。
この悪魔が、666で象徴する悪魔です。
この6という数字が、なぜ、3回続くのか。
最初の6は、第一次世界大戦のことです。
次の6は、第二次世界大戦のことです。
最後の6は、第三次世界大戦のことです。
 さて、このような悲劇を回避する方法はあるのか。
それは、信仰心の回復と、モラルの回復です。
現代においては、信仰心とモラルが失われているのです。
 逆に言えば、信仰心とモラルが、あまりに低下しすぎて、
もう回復不能となったために、
神は、このような悲劇的な方法で、
信仰心とモラルの回復を図るということです。
 次に、地球レベルの価値観を確立することです。
最初は、民主主義でも、地球温暖化防止でもいいでしょうが、
次のステージを考える必要があります。
 現代では、地域ごとに、神が存在します。
それは、中東地域、欧米地域などに、
それぞれ、地域ごとに、神が存在します。
 しかし、これは、交通機関が発達していなかった時代の体制です。
現代では、交通機関の発達によって、地球の隅々まで行けるようになりました。
こういう時代では、地球レベルの神という存在が必要なのです。
地球神という存在です。
 今後、宇宙時代を迎えるにあたって、
どうしても、地球神という存在は必要なのです。
100年後、200年後は、多くの人類が、宇宙へ出ていくのです。
このような状況で、地域ごとに神を立てて、争っている場合ではないのです。

 さて、旧約聖書についても、ひとつ紹介しておきます。
旧約聖書には、イスラエルという言葉が出てきます。
このイスラエルという言葉は、もともと、人の名前です。
 ここでいうイスラエルとは、
「エル」が神を意味し、
「イスラ」が「戦う」の派生語と考えられています。
 「エルの像」というものがあります。
イスラエルは、古代オリエントの宗教から、
神の名「エル」を受け継いだとされます。
































































































































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